口臭に関する疑問
【自分の口臭を自覚できないのはなぜ?】
口臭のレベルにもよりますが、人は比較的、自分の口臭を自覚できない傾向が強いようです。
これはその人の鼻に異常があるわけではなく、「嗅覚(きゅうかく)」が麻痺するからだと言われています。
例を挙げると、皆さんはガソリンスタンドに行った時にもちろんガソリンの臭いを少なからず嗅いでいると思います。
人によってはガソリンの臭いで気持ち悪くなったことなどあるかもしれませんが、ガソリンスタンドの店員さんなどは、極端に言うと鼻をガソリン付近に近づけても臭いが全くしない、という方が多いと言います。
これは先程述べた「嗅覚(きゅうかく)」が麻痺しているからです。
口臭も同じ事で、口臭があっても「嗅覚(きゅうかく)」が麻痺、または慣れてしまっているため、自分の口臭に気づかないのです。
「自分は全く口臭はない!」と思っている方が多いかもしれませんが、実は相当臭かったりするかもしれませんね。
【口臭と遺伝の関係】
アナタは小さい頃に親またはお爺ちゃん、お婆ちゃんの口臭が気になっていませんでしたか?
「親が臭いから自分も臭くなるのか?」
「口臭って遺伝するのかな?」
答えは、口臭は遺伝とは全く関係ないという研究結果が既に出ているようです。
しかし、虫歯菌は生まれたばかりの赤ん坊にはなく、親とのキスや食べ物の口移しなどで菌が伝染すると言われています。
口臭は遺伝しませんが、口臭の原因になる虫歯や歯周病の菌は親から感染しやすいので、安心はできません。
これから赤ん坊が産まれるお家などではそういった菌の二次感染に注意しましょう。
【口臭を抑えることができる食べ物や飲み物】
口臭対策、予防で効果的な食べ物は「梅干し」です。
梅干しにはクエン酸が含まれていて、酸っぱいと感じるあの味はクエン酸が原因なのです。
クエン酸は殺菌力が高く口内で繁殖しようとする菌を撃退してしまうのです。
また、梅干しや酸っぱいものを食べると唾液が多くでますが、唾液も殺菌能力が高く口内環境の改善に役立っているので、梅干しは口臭対策、予防にはおすすめの食べ物といえるでしょう。
飲み物で言えば「緑茶」です。
緑茶に含まれている「カテキン」が消臭効果があるので、食後はコーヒーを飲んでもいいですが、最終的にはお茶で口内環境を改善するようにしたほうがいいでしょう。